猫がこの呼吸をしてたら命が危ない! すぐに病院に行くべき呼吸6選

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あなたの愛猫はこんな呼吸をしてないことを祈ります。
もししていたら、仕事を休んでも動物病院に行くことをおすすめします。

呼吸器の病気はもっとも緊急状態になりやすい病気です。

しかも、その症状は分かりにくいことが多く、発見が遅れることも。

この動画では、ご自宅での早期発見につながる ネコの6つの呼吸の異常を解説していきます。
病気の早期発見につながれば幸いです。

その6つの呼吸とは

頻呼吸
起坐呼吸
鼻翼呼吸
開口呼吸
努力呼吸
猫の咳

この6種類です!

1.猫の頻(ひん)呼吸

頻呼吸とは、正常よりも呼吸の回数が多くなります。
「頻繁に〜する」のように使われる「頻」ですね。

頻呼吸の目安は1分間に30回を基準とします。

飼い主さんにとっては非常に分かりやすい異常な呼吸だとおもいます。

なので、絶対に見逃してほしくないです。

いつもより、呼吸の回数が多いなと思ったら要注意です。

では、呼吸の回数はどうやって測ればいいのでしょうか。

それは、胸のあたりがふくらんで、もとにもどってを1回とカウントします。

1分間じーっと見て数えてもいいのですが、

意外と長いので、獣医さんは20秒間の回数を3倍にしたりして数えています。

寝ているとき、じっとしているときじゃないとなかなか難しいです。

ちなみに、遊んだり運動したりした後には頻呼吸になりますが、病気の場合には安静時にも頻呼吸になります。

もし見つけたらすぐに仕事を休んでどうぶつ病院へいきましょう!

2.猫の起座(きざ)呼吸

起きて座る呼吸ということです。
はい、そうですね、わかりにくいですよね。

ぼくなりにかみくだいて説明すると、
「おすわり」の体勢だったり、
「伏せ」をしていても顔は上げている体勢のことです。

呼吸が苦しく、酸素をカラダに少しでもおおく取り込みたいので
首を上げて空気の通り道であるノドを広げるようにしているのだと思います。

僕たちも、深呼吸するときって、背筋伸ばして、顔をやや上に持ち上げますよね。
実際にやってみて下さい、無意識にそうなると思います。

もしこの状態で呼吸をしていたらすぐに動物病院へ!

3.猫の鼻翼(びよく)呼吸

小鼻がふくらむ呼吸です。
正直、人間と同じですね。

この呼吸をしているときは、猫ちゃんの鼻の横の部分がうごいて呼吸をします。
いわゆる小鼻がうごきます。
これはわりと分かりやすいと思います。

うちの猫は、夜の運動会をした後やおもちゃで遊んだ後にこの呼吸をしていることが多いですね。

そうなんです、興奮や運動をしたあとにもこの呼吸をすることがあります。

ただ、そういったことをしていないのに、安静にしているのに鼻翼呼吸をしている場合には呼吸が苦しい可能性が高いです。

つまり、病気の可能性が高く、呼吸器の病気は緊急性が高いので
見つけたら仕事を休んですぐに動物病院へお願いします。

4.猫の開口(かいこう)呼吸

一番わかりやすい異常な呼吸のしかたですね。
読んで字のごとく、口を開けて呼吸をします。

もし、いつも通りの生活のなかで安静にしているのに、この呼吸をしていたら重症の呼吸器の病気の可能性が高いです。

ただし、その他の原因として
ストレス
いたみ
神経の病気
貧血
があってもこの呼吸をすることがあります。

明らかなストレスの原因がないのにこの呼吸をしていたら仕事を休んで動物病院へお願いします。
あと、開口呼吸の際に、もう1つ絶対にチェックしてほしいのが舌ベラの色です。
実は、呼吸状態が悪くなり、酸素が不足すると下の色が悪くなります。
通常はきれいな鮮やかなピンクですが、くすんだ色や最悪の状態になると真っ青になります。
開口呼吸のときには、ちょうど口を開けてくれているので簡単に見れますよね。

もちろん、飼い主さんにとっては細かい判断はむずかしいと思いますので、開口呼吸をしていたらすぐ病院へ行けばいいんだと思ってもらえばOKです👍

5.猫の努力呼吸

僕なりの言葉でわかりやすさ重視で説明すると、
胸がいつもより大きくふくらんだり、
おなかの部分も動く呼吸の仕方
です。

獣医さんが読むような本には、こう書いてあります。
「安静時呼吸では使用されない呼吸筋を使う呼吸運動」 と。
獣医さんでも、なりたての頃のじぶんだったら、
多分この説明を効いてもわからなかった思います。

なので、
いつもより呼吸が大きい、
呼吸の仕方がヘン、
すこしでも呼吸のしかたに違和感があれば動物病院へお願いします👍

繰り返しになりますが、呼吸の症状は命の緊急性が高いですから。

6.猫の咳(セキ)

最後に、呼吸に関連してこの症状も緊急性が高いです。
それは咳(セキ)です

猫も呼吸器の病気になったときには咳をします。
猫の咳はどんなふうにするかというと、
伏せのような体勢になり、(ほふく前進みたいな?)
頭も上げずに、低くしたまま、
ゴホッと咳をします。

知っておかないと、咳だと気づけないこともありますので
絶対に覚えておいて下さいね。

咳の原因になる病気は、
猫喘息
猫カゼ
腫瘍
フィラリア
異物
ポリープ
などなど
どれも重症化するとすぐに命に関わる病気です。

元気や食欲がおちてから、重症化してからだと
検査や治療すらできないことがありますので
もし、見つけたらすぐに動物病院へお願いします✋

まとめ

  1. 頻呼吸  1分間に30回以上の呼吸
  2. 起坐呼吸 おすわりのまま、伏せで顔を上げた体勢での呼吸
  3. 鼻翼呼吸 小鼻がふくらむ呼吸
  4. 開口呼吸 口を開けた呼吸
  5. 努力呼吸 少しでも胸やおなかのうごきがヘンなら迷わず病院へ
  6. 猫の咳  姿勢を低くして、ゴホッ

もしあなたの愛猫がこの呼吸をしていたら、
仕事を休んででもすぐに動物病院へお願いします。